筋肉増強剤とは

筋肉増強剤というのは、短期間で筋肉を増やすための薬剤のことです。オリンピックなどのスポーツの大会で、出場選手が使用して問題になることもしばしばありますよね。

 

筋肉増強剤は蛋白同化ステロイドと呼ばれ、男性ホルモンと同じように筋肉を増やす作用があります。筋肉はタンパク質などの栄養分を摂取しつつ、運動して筋肉に刺激を与えることで作られます。

 

運動で今ある筋肉では動きに耐えられなくなると、筋肉から脳へもっと筋肉を増やすようにという伝達が届きます。

 

すると、脳からホルモンを分泌する副腎という臓器に筋肉を作るホルモン分泌の指令が血液にのってなされます。

 

そしてステロイドホルモンが分泌され、筋肉にタンパク質が補給されて、筋肉が増殖していくという流れになります。

 

しかし、脳の指令を待たずに大量の筋肉増強剤をダイレクトに血液に投入すると、筋肉が勝手に増強されるので、運動しなくても筋肉が増えていきます。

 

筋肉増強剤を使ってできた筋肉は、脳の指令を無視しているので心身のバランスが崩れることがあります。

 

筋肉増強剤の副作用としては、高血圧や血栓、肝障害や発がん性などが挙げられます。

 

更に、男性には特に性的不能や前立腺の肥大など、女性にはバストがしぼんだり、声が低くなる、月経不順などの体が男性に近づくような症状が起こります。

 

また、メンタル面ではイライラしたり、気分が落ち込む、妄想などの症状が出やすく精神的に不安定になります。

 

筋肉増強剤はとてもリスクの高い薬剤だということをしっかり認識しておきましょう。